生産性向上

ビデオ会議を成功させる方法

ビジネスの世界がよりグローバル化し、リモートワーカーが増加する中、ビデオ会議の利用が重要になってきています。リージャスの調査では、世界の 40% の従業員が現在ビデオ会議を使用していることがわかっています。この値は、中国では 61%、メキシコでは 60% と高くなっています。しかし、効果的なビデオ会議を行うには、ただカメラの電源を入れる以上のスキルが必要とされます。

マイクをチェックする: まず何より先に、設定を確認しましょう。大部分のビデオ会議用ソフトウェアでは、マイクとウェブカメラが正常に機能するかを確認するテストを行うことができます。会議が始まったら、いつでもマイクのボタンをオンにできるように指を置いて構えます。できれば、背景の雑音が入らないよう、話していないときはマイクをミュートにしておくのが理想的です。ただし、すぐに応答できる体勢をとっていましょう。

場所を整える: カメラの映像は下の方から写す形だと、写りが悪くなります。それだけでなく、他の参加者の気を散らせてしまうこともあります。また、他の参加者にあなたの姿がはっきりと見えるように、明るい場所が最適です。太陽が当たっていたら眩しすぎないように、カーテンを閉めてデスクライトをつける必要があるかもしれません。

集中を切らさない: 長々と続く電話の最中にメールをチェックしたり、仕事を済ますことはあるかもしれませんが、ビデオ会議では姿が映っているので同じようにするゆとりはありません。気が散るものが周りにないようにしましょう。そうすれば大切な内容を聞き逃すといったことが減ります。ホームオフィスがざわついているのであれば、近くのリージャスで会議室を予約することができます。

ビデオ会議中に、自分の映っている姿を見つめたくなるかもしれませんが、カメラに視線を向けるようにしましょう。これは、あなたが話しているときは、特に重要です。カメラに視線を向けることで、他の参加者とアイコンタクトをとっているような錯覚が起きるのです。また、画面のどこか違うところを見ていると、(たとえ、あなた自身はプレゼンテーションに最大限集中していても)端の方を見て気が散っているような印象を与えてしまいます。

積極的に参加する: あなたがビデオ会議でプレゼンをする立場なら、実際の講習会で人前でプレゼンするのと同じように行いましょう。参加者を名前で呼び、質問して話を聞いてくれているかを確認するとともに、カメラを見ながら話します。スライドをただ読み上げるのは止めましょう(それなら、PPT ファイルさえあれば、参加者が自分でできるからです)。ビデオ会議の出席者として聞く立場なら、賛同できるポイントには相づちを打ち、遠慮せずに質問するようにしましょう。質問する場合は、必ずマイクのミュートを解除し、カメラを覗きこみながら自己紹介をして始めましょう(「すみません、⚪︎⚪︎と申します。1 点質問させていただきたいのですが…」)。

実際に会議室に人が集まって行う会議と同じ原則とプロ意識をもってすれば、ビデオ会議のスキルはすぐに向上します。