Slackの共同創立者、スチュワート・バターフィールド氏

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Slackが考えるワークスタイルの未来

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チーム向けの共同作業用クラウドベースツールであるSlackは、市場を席巻しており、私たちの働き方を完全に塗り替えようとしています。共同創業者のスチュワート・バターフィールド氏に、未来のワークプレイスについて伺いました。

 

気付いていましたか?メールの時代は終わりました。少なくとも、スチュワート・バターフィールド氏はそう考えています。彼が2014年にサービスを開始したクラウドベースの「バーチャルアシスタント」(チームの共同作業用ツールを提供している)は、時間がかかり非効率的な電子コミュニケーションの必要性を取り除き、私たちの働き方を完全に変えようとしています。

彼は良い着眼点を持っていたのかもしれません。Slackは過去10年間で最も急速に成長しているビジネスアプリケーションの1つです。最新のデータによれば、アクティブユーザーは1日800万人以上であり、50万以上の組織で使用されています。300万人以上の有料ユーザーを抱えており、Slackユーザーのうち65%はFortune 100企業で働いています。有料で使用しているチームは7万以上にのぼり、数千ものアクティブユーザーが、部署や国境や海を越えてSlackチャンネルに接続しています。

ですから、バターフィールド氏と彼のチームがワークスタイルの未来について意見を述べるのであれば、耳を傾ける価値があるのです。彼らの予想を5つご紹介します。

1. 退屈なタスクはなくなる

AIのおかげで、「手で」つまり手動で何かを行うのは過去の話になるだろうとバターフィールド氏は予想しています。昨年のBusiness Insiderのインタビューでは、一部の仕事を、仕事がつまらないため生き地獄のような生活を送っているオフィスワーカーを取り上げたコメディ映画『リストラ・マン』になぞらえています。「テクノロジーは例えば物事を覚えたり、計算をしたり、数百万の項目を比較してパターンを見つけるというような、人間がうまくできないことを自動化するために使用されるべきです」と彼は述べています。

例として、メールの返信方法を予測して提案するGmailの機能のような、「(手順から)少し手間を減らす」シンプルなものを挙げています。

彼はまた、将来的には「機械に雑用をしてもらうことができる」と語っています。「未来は、ソフトウェアの操作方法や機能を熟知し、組織に関する分析やデータサイエンスを取り扱うことができる人間が大半を占める世の中になります。AIや機械は、そうした作業に大きく役立つことになるでしょう」

 

指でハートを作っているロボットの腕と人間の腕

AIと機械学習によって労働者はより多くのことができるようになります

 

2. あらゆるレベルで透明性が重要視される

2018年、Slackは米国全土1,400人以上の知識労働者を対象に、ワークスタイルの未来に関するインタビューを行いました。信頼や透明性に対する考え方については、印象的な結果が出ました。80%の労働者が、組織内で意思決定が行われる方法をより詳しく知りたいと回答し、87%が未来の企業には透明性を求めていると回答しました。

優秀な人材を魅了したいと考えている企業は、未来の労働者がオープンなコミュニケーションと共同作業の文化を可能にする職場やツールを求めていることを理解しなければならない、バターフィールド氏はそう提唱しています。

「(人々が職場について語る)疎外感の多くを引き起こすのは、文脈を理解できないと感じることであり、つまりは意味のわからない意思決定なのです。彼らはモチベーションを得られず、フラストレーションや無力さを感じる可能性があります」とバターフィールド氏はBusiness Lifeのインタビューで述べています。

バターフィールド氏曰く、誰もが労働生活に同じ基盤を求めています。「彼らは信頼されることを求め、一緒に働く相手を信頼できることを求めています」と彼は語ります。「尊敬されたいと考えていて、自分が尊敬する人と働きたいと考えています。目標や優先順位を明確にしたいと考えていて、結果がどのように評価されるのか理解したいと考えているのです」

さらに彼はこう述べています。「こうした条件がない限り、彼らは不幸になります。なぜなら彼らは、健全な働き方に対する前提条件に加え、自分が有効かつ生産的であり、影響力を持っていると感じたがっているからです」

3. 人間同士のやり取りが増える

豊富なオンラインツールは、労働時間のほとんどがますます画面の操作ばかりになる可能性を示唆しているかもしれません。しかし、必ずしもそうなるとは限らないのです。「Slack Future of Work Study」は、91%の労働者が職場の同僚とより親しくなりたいと考えていて、85%の労働者がリモートワークの同僚とより連帯感を持ちたいと考えていることを示しています。

Business Lifeでのインタビューで、バターフィールド氏は、「Slackを使っている人達から、事前には全く予想できなかったような、意外なフィードバックをもらうことが多くあります。例えば「私はとても内気で、自分の考えをまとめるのに少し長めに時間をかけたいので、これまでは多くの会話に対して自分には発言権がないように感じていました。私の職場でのミーティングはとてもペースが速く、参加者が互いに割って入ることがよくあります。今は意思決定がSlackに移行したので、私にも参加する機会があります」といった内容のものもあります」

「どのように意思決定を行っているかを理解してもらうため、十分な情報を提供することは、とてもパワフルで大きな影響力を持つことです」と彼は続けます。「何か大きな出来事が起こっていると想像してください。買収や、サプライヤーまたは組織デザインの変更などです。このような場合、より多くの連携や明確さが求められます。疑問を持つ人がいるようであれば、不確実さを減らすようにしなければいけません。臆することなく、より効果的な行動を起こしてもらうようにしましょう。あらゆるレベルでの意思決定が行われるようになり、メンバーに権限を持ち自立していると感じてもらう必要があります」

4. オフィスは変わる

私たちの働く環境は変わります。オペレーション部門のシニアディレクターであるディーノ・ロバーツ氏は、Slackブログの中で従来のオフィスデザインは全盛期を過ぎたと語っています。「50年代後半にハーマン・ミラーによって考案されたオープンフロアプランは、共同作業の生産性という側面では最も重要なものであるはずでした。しかし、現実的には、全体のおよそ40%の人にしか効果がありません。60%の人たちにとっては、それは不安を生み出す原因となります」と彼は語っています。

さらに、「無料のカップケーキや、卓球台、ビーズクッション、デスクの横にある巨大なジェンガなど、テクノロジー企業にありがちな備品の効果はやがて薄れていきます」と続けます。

その代わり、ワークプレイスはもっと直感的になるだろうとロバーツ氏は示唆しています。「何か必要なものがあれば、どこに行けば自分でそれを手に入れられるか論理的に理解できる。または、誰かにお願いしなければいけないことであれば、頼めばすぐに手に入れられるとわかっている状態です。これは誰かに権利意識を与えるということではありません。邪魔になるものを取り除き、あらゆる人の生産性を向上させたい、ということなのです」と語っています。

5. 仕事で使うツールはより直感的になる

Slackのリサーチ責任者であるクリスティーナ・ジェンザー氏は「仕事で使うツールに、もっと人間らしさ、楽しさ、そして喜びを採り入れたら、どうなるでしょうか?」と問いかけています。「私たちが作り、毎日使用する仕事用のプロダクトに対して、もっと高い期待値を設定するよう、自分たちに挑戦できるようになると私は考えます」

ジャンザー氏は、研究者たちから成るチームと共に、人々の働き方について、さらに仕事で最高のパフォーマンスをあげるために何をする必要があるかについて研究しています。そして一貫して明らかになったことは、従業員のエンゲージメントを高めるための重要なサインは彼らが仕事で使っているツールに対してどのように感じているかという点にあるということです。

「テクノロジーを使って従業員にエンゲージするということは、より効率的な、あるいは堅牢なソフトウェアを提供することだけではありません。個人のソーシャルメディアと同じくらい使うのが楽しみになるようなツールを提供することを意味しています。シンプルな操作によってワークフローの速度を上げることが、職場での満足感につながります。仕事から不要な障害や手順を取り除き生産性が向上すると、人は心から喜びを感じるものです」とジェンザー氏は語ります。


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