生産性向上

整理整頓、学習、コミュニケーションのための便利なアプリ

スマートフォンの最近のアプリは、職場やプライベートでの日々の課題解決に向けて使いやすさが増しています。 
 
アプリの普及率は現在も増加傾向にあり、その多くは圧倒的なシェアを達成しています。同僚や友人と連絡を取り合ったり、最新のニュースにキャッチアップしたりするために、アプリを使わないという選択肢はもう考えられないでしょう。
 
 
リージャスが実施したワークプレイス革命の調査アンケートによると、2015年に全世界のモバイルアプリ市場が697億ドルに達したことがわかりました。2020年には1,889億ドルになると予測されていて、さらに多くの人々が日常的にアプリを活用するようになることが示唆されています。
 
 全世界のモバイルアプリの市場規模。リージャスのワークプレイス革命の調査レポートより
 
今日はそうしたアプリの中でも、とりわけ優れたものをご紹介します。

 

整理整頓

 
Microsoft To-Doは、ごく基本的な機能だけを備えた、革新性とはほど遠いツールです。しかしほかのアプリに目を向けてみても、ニーズに適した完璧なTo Doアプリを見つけるのは意外に難しいものです。ワンダーリストは、マイクロソフトが買収した企業によって開発された、美しいデザインのTo Doリストアプリです。タスクの管理や優先順位付けをシンプルかつスマートにこなすことができ、完了したタスクを消していくことに喜びを感じるでしょう。 
 
CamScannerは、オフィスのスキャナに取って代わる、簡単かつ手軽に使えるスキャナアプリです。取り込んだデータは検索することができ、OCR技術を使って画像内のテキストを認識できます。切り取りと補正の機能も用意されているので、写真の中で取り込みたい部分だけを選べます。このアプリを使えば、スマートフォンのカメラをスキャナに変えることができます。書類の保管・閲覧に役立つ素晴らしい方法と言えるでしょう。
 
 
 
Empowerは、複数の銀行口座やクレジットカード情報を集約できるマネー管理アプリです。このアプリを使うことで、お金を簡単に管理できるようになります。ほかにも、予算計画、貯蓄、返済の管理が可能です。同種のアプリはたくさん公開されていますが、2017年に特に人気となったのはEmpowerで、Appleの「おすすめ新着App」やタイム誌の「今年のベストアプリ」にも選ばれました。
 

 

いつでもコミュニケーションを

 
WhatsAppは、本来はSNSアプリではありますが、仕事で個別のチャットやグループチャットをするために多くの人が使うようになっています。様々な機能が用意されていて、音声通話やテキストメッセージのほかにも、画像、動画、書類、ユーザーの位置情報などを送ることができます。2009年に発表されて以来、2017年の夏までに13億人のユーザーが利用するようになりました。
 
Missiveは、新しいコミュニケーション方法を発明した、というわけではないのですが、旧来の電子メールの世界をうまく渡り歩くための最適なソリューションになっています。メールの代わりに使うのではなく、メールアプリにチャット機能を統合します。Missiveを使うことで、共同でメールを書いたりメールスレッドの中でグループチャットをしたりできるので、いつまでも続くメールの連鎖に悩まされることが少なくなります。開発者はこのアプリを「業務管理に必須のアプリ」と位置づけています。
 

 

情報収集

 
Flipboardは、ユーザーの好みに応じてウェブ上から最新の人気記事を収集するアプリです。2010年に初代iPadとともに登場し、ソーシャルメディア、ニュースフィード、写真共有サイトなどからコンテンツを集めて雑誌風のレイアウトに並べて表示します。ページをめくりながら様々な記事を読んだり、自分のストーリーをFlipboardマガジンに保存することもできます。コンテンツは21言語で提供され、これまでに2,800万本のマガジンがこのプラットフォームで作られました。
 
Duolingoは、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、中国語などの人気の言語を簡単に学べるアプリです。アプリは本家のウェブサイトにも、語学習熟度のオンラインテストにもリンクしていて、すべてを無料で使うことができます。このアプリでは23種類以上の言語を学習でき、2009年にカーネギーメロン大学のルイス・フォン・アン教授が、無料の教育で世界を変えようという志の下で作られました。
 
Udemyは、社会人を対象としたオンラインの学習プラットフォームで、非常に多くのオンラインコースが揃っています。各業界の専門家が講師となり、プログラミングから自己啓発まで様々なスキルを身に付けられるようになっています。このアプリは、自社の社員のスキルアップを求める企業と、空いた時間に特定分野の知識を身に付けようとする個人ユーザーが利用しています。Udemyのビジョンは、労働市場における個人のスキルギャップを埋めていくことです。