青いゴミ箱の中にいるかわいい猫

生産性向上

科学的に証明された生産性を上げる6つの方法

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明かりを調整する、植物を買う、立ち上がる、昼寝をする、運動する。そして、かわいい猫の写真を見る。信じられないかもしれませんが、どれも仕事の生産性を上げることが科学的に証明されています。リビー・プラマーがレポートします。

 

1. 明るい方を向く

誰もが窓側の席を好みます。少なくとも、地下のオフィスで働きたいと思う人はいないでしょう。こうした傾向には理由があります。コーネル大学の研究(1)によると、自然光に照らされたオフィスで働く労働者は、生産性を損なう症状を訴える割合が84%低いことがわかりました。この症状には、眼精疲労、頭痛、目のかすみなど、薄暗い環境で働くことに関連するものが含まれます。

しかし、窓際の席がすべて同じように作られているわけではありません。一般的な窓では自然光がそのまま入ってくるために、まぶしくて集中できなかったり、暑くなりすぎたりする場合があります。その結果ブラインドがつけられて、職場が暗くなってしまうのです。前述の研究では、一般的な窓のあるオフィスで働いている労働者と、自然光を調整するために自動で暗くなるスマートウィンドウを導入しているオフィスで働いている労働者の職場環境を比較しました。スマートウィンドウを導入しているオフィスで働いている労働者は眠気が10%低く、同時に、窓の近くに座っている労働者は生産性が2%高いことがわかりました。

2. 仕事中に立ち上がる

椅子を脇に追いやり、まっすぐ立ち上がることで、午後の眠気を吹き飛ばしましょう。スタンディングデスクがあれば理想的です。テキサスA&M大学(3)の研究者たちが、コールセンターで働く2つのグループの業務量を6カ月間にわたって調査したところ、好きなように高さを調節できる机を使っていたグループは、従来の座って使用する机を使っていたグループよりも46%生産性が高かったという驚くべき結果が示されました。

また、スタンディングデスクとしても使用できる机を使っていたグループのうち75%が、6カ月間の使用後、使いにくさが軽減されたと報告しています。さらに朗報として、そこまで長い時間立っていなくても仕事にプラスの影響が出るということがわかりました。研究によれば、スタンディングデスクとして使える机を使っていたグループの着席時間は、そうでないグループよりも1日あたりわずか1.6時間短かっただけでした。これは、立っている時間が短くても、大きな違いを生み出すことを示唆しています。

3. 昼寝をする

仕事中に居眠りしているところを見られたことはありませんか?そんな時は、会社のために昼寝をしていたのだと同僚に説明しましょう。ミシガン大学(4)の調査によれば、昼寝には、フラストレーションへの耐性と難しいタスクやストレスが溜まるタスクをやり抜く能力を高める効果が期待できるとのことです。研究によって、昼寝をした人は、しなかった人よりも課されたタスクをあきらめる傾向が低かったことがわかりました。

では、昼寝の時間はどれくらいが良いのでしょうか?ハーバード大学(5)の先行研究では、タスクを遂行するパフォーマンスは1日を通して低下していきますが、テストの間に30分間昼寝した人たちは、パフォーマンスの低下を防げたことがわかりました。さらに、60分の昼寝をした場合は、生産性の低下を完全に覆すことができました。

緑いっぱいのオフィス

 

4. 植物を置く

ほんの少しの植物でも、非常に役に立ちます。カーディフ大学心理学部の研究者たちが主導した研究(2)によれば、植物は業務量を15%も向上させることがわかりました。この研究では英国とオランダの大きなオフィスを2つ比較し、植物が空気の質、集中度、職場の満足度に関するスタッフの認識に及ぼす影響を調査しました。また、この研究では生産性のレベルもモニタリングしています。植物がたくさんあるオフィスで働いていたスタッフは、身体的にも、認知的にも、そして感情的にも、仕事に打ち込んでいることがわかりました。これまでの研究では、植物が健康的な感覚を与えることを示唆していましたが、この研究は実際のオフィス環境における問題を調査した最初の研究の1つです。鉢植えの植物を机の上に置いて、そのメリットを享受しましょう。

5. オフィスのスポーツチームに参加する

定期的な運動が心と体の健康を保つのに役立つことは広く知られていますが、運動は職場の生産性にも良い影響を与えることをご存じでしたか?重要なのは、個人競技ではなくチームスポーツを選ぶことです。ラフバラー大学(6)の研究者グループによれば、そうすることで、チームの団結だけでなくパフォーマンスをも高めることができるのです。この研究では、職場環境におけるさまざまなメリットに関してこれまでに書かれた18本の論文を調査し、ラグビー、サッカー、水泳、卓球といったスポーツがオフィスの生産性を高めること、さらには医療費の削減につながることがわかりました。研究者グループは、「会社のスポーツチームに参加することは、仕事をしながらスポーツをする時間を見つけるのが難しい人にとって最適だ」と述べています。

6. かわいい猫の写真を見る

猫のおもしろ動画や犬を題材にしたTwitterのネタなどは、オフィスでは役立つのでしょうか?その答えに驚くかもしれません。実は、かわいい動物の写真を眺めることは、時間を無駄にするくだらないものではなく、作業量を増やす可能性があるのです。「かわいい」の効果に関する研究において、広島大学(7)の研究者たちは、かわいい写真を眺めることによって、集中力と丁寧さが実際に向上することを発見しました。実験において、かわいい動物の赤ちゃんの写真を眺めた後で作業を行うよう依頼された参加者の作業速度、正確さ、丁寧さが44.9%も向上したのです。赤ちゃんではない動物の写真を眺めた別のグループの向上率はわずか11.9%と、ずっと低いものでした。

 


リビー・プラマーは、英国を拠点とするテクノロジーとサイエンス専門のジャーナリストです

出典:

(1)https://www.prnewswire.com/news-releases/study-natural-light-is-the-best-medicine-for-the-office-300590905.html

(2)https://www.cardiff.ac.uk/news/view/47147-flower-power

(3)https://vitalrecord.tamhsc.edu/boosting-productivity-at-work-may-simple-stand/

(4)https://news.umich.edu/sleeping-on-the-job-actually-that-s-a-good-thing/

(5)https://www.nature.com/articles/nn864

(6)http://www.lboro.ac.uk/departments/ssehs/news/2017/workplace-sport-important-for-health-and-productivity.html

(7)http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0046362